StuDioえほんメンバーの作品や、StuDioえほん展に来てくださった作家さんの絵本などを紹介しています。
『ふるさとの交差点』 文・柳川 侑那 /絵と文・いもんのりこ
「奏でる絵本」の演奏者、柳川侑那さんが音楽家を夢見て、一歩踏み出した頃の、実体験を元にした感動的な物語です。旅の途中で偶然出会った年配の男性にこんなエールをもらいます。
“優しさと強さを持ち合わせた時
きっと凛とした人になれるから”
絵本の巻末のQRコードから、奏でる絵本の朗読・演奏「ふるさとの交差点」を楽しむことができます。『ふるさとの交差点』は、絵本通販サイト「YOMO」よりお買い求めいただけます。
『あいちゃんのまもりぼし』(至光社) 作:いもんのりこ
何をやってもなぜか、みんなより遅いあいちゃんと、その成長をそっと見守るまもりぼしさんの心温まる物語。入園の時、初めて親の手を離れる子どもたちと、その小さな背中を見送る親たちの心に、そっと寄り添う小さな絵本です。
港区の愛星保育園で開催された講演会の様子をYouTubeで閲覧できます。「奏でる絵本」さんの素晴らしい読み聞かせ演奏も行われました。
https://youtu.be/bXOfjSOF1UI
『まじょまじょランド』(偕成社) 作:ませぎりえこ
さくらちゃんとるりちゃんは魔女の服を着て、おかしをもらってまわっていました。ところが、もらったおかしに呪文が書いてあり、唱えてみると、なんと魔女の国へ。そこで、ねことぶたに姿を変えられてしまいます。
いろいろなおばけやたくさんの動物たちが登場し、あやしくて楽しい魔女の国の世界に引き込まれます。
『アサギマダラの手紙』(国土社) 横田明子 作/井川ゆり子 絵
メイちゃんは、とつぜん引っ越すことになったのんちゃんに手紙を出せないでいます。すると、アサギマダラのフウが「ぼくが手紙になる」というのです。ふしぎなチョウチョ・アサギマダラと女の子の心あたたまる物語です。
『絵本東海道 其の三 赤坂~三条大橋』(ポトス出版) 作:おちあい けいこ
東海道シリーズの三作目。東海道の各宿場町を、過去から現代まで描いた名作絵本。弥次さん、喜多さん、松尾芭蕉もいれば、バックパッカー、トレイルランナー、山ガールも登場します。歴史を一度に見渡せる楽しい絵本です。
『絵本東海道 其の一 日本橋~興津』『絵本東海道 其の二 江尻~御油』とあわせてお読みください。
『おいしい まんまるさん』(岩崎書店) 作:五味 ヒロミ 絵:わたなべ あや
シリーズ化となって大人気「わたなべ あや」さんの絵本の最新作のご紹介です。 まじめな食育をテーマに、そしてユーモア溢れる、食べ物を主役にしたナンセンス絵本は、赤ちゃんの右脳と左脳を刺激する絵本です。
『ペロペロくんのたからさがし』(文溪堂) 作:井川ゆり子
ボローニャ国際絵本原画展入賞の実力派絵本作家「井川ゆり子」さんの最新作です。今回の主人公はコアリクイです。「井川ゆり子」さんのコアリクイへの愛が至る所に感じさせられる鮮やかな色彩の絵本です。見返しにはコアリクイの豆知識が描かれています。
『るいちゃんのけっこんしき どもっても つたえたいこと』(学苑社) 作・きだにやすのり 絵・木谷アンケン
あやちゃんは人前で話すことができない。なんども言葉がつっかえてしまうから。親友のるいちゃんにも、想いを上手に伝えられない。そんなるいちゃんが結婚することになって、あやちゃんはどうしても伝えたいことが・・・。
「どもっていたって、ちゃんと伝わるよ」吃音のある女の子の実話をもとにした、勇気と友情の絵本です。読み終えたあと、あたたかい、やさしい気持ちになりました。ぜひ多くの方に読んでもらいたい一冊です。